独自ドメインのDNSレコード:設定前の確認ガイド
独自ドメインを接続するときは、その名前を利用するサービスの手順から始めます。一般的なレコード一覧をそのまま登録する作業ではありません。このガイドは、主催者がイベントページの接続を計画するためのものです。実際のDNS接続先は提供せず、特定のサービスが独自ドメインに対応しているとも仮定しません。
Boletolibre編集部
公開日
1. 実際に使われるDNSの管理場所を確認する
登録事業者はドメイン登録を管理し、権威DNSの提供者はそのドメインの正式なレコードを提供します。管理アカウントが別々の場合もあります。例えばDreamHostの手順は、ドメインのネームサーバーがDreamHostを参照している場合に限って適用されます。そこでドメインを登録しているだけでは十分ではありません。[1][2]
編集前に、現在のネームサーバーと、そのDNSゾーンを管理するアカウントを確認してください。他の人が管理しているなら、対象アカウントと変更内容を確認します。別の事業者の編集画面が便利だからという理由で、ネームサーバーを変えないでください。変更範囲が広がるため、そのドメインを使っている既存サービスの確認が必要になります。
2. 値をコピーする前に種類を理解する
| 種類 | 役割 | サービスから受け取る情報 |
|---|---|---|
| A | 名前をIPv4アドレスに対応付ける | 指定された正確なIPv4アドレス |
| AAAA | 名前をIPv6アドレスに対応付ける | 指定された正確なIPv6アドレス |
| CNAME | ある名前を別の名前の別名にする | 正確な参照先のホスト名 |
| MX | メールの配送先を指定する | メールの配送先と優先度 |
| TXT | 確認用の値などの文字列を保存する | 文字列全体と設定する名前 |
これらは別々の用途です。すべてのサイトに五種類とも必要なわけではありません。接続手順で指定された種類だけを追加します。確認用のTXTレコードだけでは訪問者をページへ誘導できません。MXの変更もサイトを公開する操作ではありません。[1]
サブドメインを付けないドメインと、必要なサブドメインの扱いを個別に確認しましょう。通常のCNAMEには、同じ名前の他のレコードと併用できないなどの制約があります。ドメインの基点向けに特別な仕組みを提供する事業者もありますが、どこでも使えるとは限りません。手順なしに別の方式へ置き換えないでください。[1]
3. 保存前に作業シートを作る
| 項目 | 記録する内容 |
|---|---|
| ホスト名 | 接続または確認する正確な名前 |
| レコードの種類 | 接続先サービスが指定した種類 |
| 値・参照先 | 受け取ったアドレス、名前、文字列。代替値は作らない |
| TTL | 指定された設定、または文書化された既定値 |
| 既存のレコード | 同じ名前に何があり、変更が必要か |
| 担当者 | 承認・設定・確認を行う人 |
DNSの管理画面では、名前欄の解釈が異なります。短いラベル、完全な名前、またはドメインの基点を表す特定の入力を求める場合があります。その画面の説明に従い、ドメイン名が二重に付かないようにしましょう。DreamHostの入力規則は同社の画面の例であり、すべてのサービスに共通する手順ではありません。[1]
4. 仮想例で変更範囲を決める
example.comで主要サイトとメールがすでに動いているとします。主催者はtickets.example.comにイベントページを表示したいと考えています。まず、選んだページサービスがそのホスト名に対応するか確認します。次に実際の接続・確認手順を受け取り、必要な変更を作業シートに記入します。この例には、実際のアカウントにコピーする接続先は載せていません。
作業の目的はtickets.example.comの接続であり、ドメイン全体の設定の置き換えではありません。その名前のレコードを確認し、関係のないウェブやメールの設定は維持します。サービスがネームサーバーの変更やドメインの基点の利用を求める場合は、限定的な変更を一度止め、他のサービスを維持する計画を用意してください。
5. メールを維持し、変更を記録する
MXはメールの配送先を指定します。TXTには確認情報やメール関連の情報が入ることがあります。そのため、メールを移行しなくても、ウェブの接続時にはメール設定を確認する必要があります。現在の設定を控え、残すべきレコードを特定してください。[1]
- 指定されたホスト名と、同じ名前の既存レコードを比較します。
- DNS提供者と接続先サービスの手順に従って競合を解消します。エラーを消すために無関係なレコードを削除しないでください。
- 承認された変更だけを行い、変更内容を記録します。
- 確認が終わるまで、以前の設定と復旧時の連絡先を用意しておきます。
既存の値の用途が分からない場合は、置き換える前に担当者へ確認します。DNSゾーンを見た目よく整理することより、必要な各サービスへのアクセスを維持することが目的です。
6. DNS・ページ・HTTPSを別々に確認する
DNSの応答はキャッシュに保存されることがあります。保存内容と更新の仕組みによって、端末ごとに変更が見える時刻は異なります。TTLはその仕組みに関係しますが、一定時間が過ぎればどこからでもサイトが使えるという保証ではありません。[2][1]
- 権威DNSで指定されたレコードを確認し、接続先サービスの確認状態も調べます。
- 予定したアドレスを開き、単にページが表示されるだけでなく、正しいイベントページであることを確認します。
- HTTPSは別途確認します。DNSレコードだけでは証明書の設定完了は分かりません。
- 既存のメール配送と、変更計画に含まれる他のサービスを確認します。
- 失敗した場合は、次の変更をする前に名前・種類・参照先・競合・操作したアカウントを見直します。
最後に作業シートをドメイン管理者へ渡してください。変更の記録になり、次のイベントにも役立ちます。この例自体を、特定サービスの設定値として扱わないことが大切です。
出典と参考資料
- 独自DNSレコードと提供者ごとの編集手順DreamHost · 確認日
- ドメイン名とDNSキャッシュの更新MDN Web Docs · 確認日