イベントのリスク登録簿テンプレート:担当者と確認事項を明確にする
リスク登録簿は、人やイベント運営に影響し得る事象、実際に機能している対策、未決の対応を共有するための記録です。主催者、会場、委託先が同じ最新版を見て初めて役に立ちます。このテンプレートは連携用に使い、安全に関する判断は現地の専門家が確認した会場固有の評価・計画につなげてください。
Boletolibre編集部
公開日
編集可能なテンプレートをダウンロード
ファイルにはイベント情報、作業用の表、説明用の例、変更記録、確認の質問があります。開催回ごとにコピーし、例を実際の会場条件に置き換えてください。この表だけで安全性が認定されるわけではありません。現地の要件と対策は、権限と能力のある担当者が確認します。[1]
一行で明らかにすること
原因や条件、起こり得る事象、その影響を分けて書きます。案内を送った後に承認済みの入口が変われば、来場者が閉鎖された門に着くかもしれません。すでに実施された対策と、まだ必要な行動を区別し、担当者と次の判断時点を明記します。APMも原因、事象、影響の区別と対応の責任者を重視しています。[4]
判断につながる項目
- 変わらないID、具体的な事象、影響を受ける人や業務。
- 実施済み対策とその証拠。予定だけの対策とは分ける。
- 未完了の行動、個人名の担当者、承認者、期限または再確認の条件。
- 状態、エスカレーション先、詳細な手順を管理する承認済み計画への参照。
安全に関わる場合、到着、場内移動、退場や障害のある人のニーズも考えます。群衆の計算や緊急時の指示を表の中で独自に決めず、会場固有の専門的な計画につなげてください。[2]
現場に合わせて変更する例
段差のない入口が使えなくなったら、会場担当者が代替経路を確認してからウェブページ、メール、看板、入口スタッフへの説明を更新します。部屋の準備が遅れたら、プログラム変更の決裁者を記録します。チケットリンクが別の開催回へ飛ぶなら、実際の遷移先と影響するページを調べます。Boletolibre.comを利用する場合も、イベントの正確なURLとチケットへのリンクを確認し、別システムとの自動同期を前提にしません。
点数だけで判断しない
発生可能性と影響の表現は優先順位の相談に役立ちますが、色や点数は専門的な判断の代わりになりません。頻度が低くても重大な結果が想定されるなら、適切な責任者へ早く相談します。判断の根拠、不確実な点、承認権限を残してください。すでに起きた事象はインシデント対応でも扱います。[2]
実務担当者から情報を集める
会場、制作、受付、アクセシビリティ、発券、広報、主要な委託先から情報を集めます。登録簿の版を管理する人を一人決めても、その人が全対策の専門責任者になるわけではありません。担当の引き継ぎも記録します。HSEは職員の参加と会場などとの調整を勧めています。[1]
条件が変わったら再確認する
会場、プログラム、納品、来場者向け案内が変わった時、開場前、インシデント後に登録簿を見直します。一律の毎日・毎週ルールより、実際の変化に合わせた時点を決めましょう。証拠と判断者を記録し、関連計画を更新して次の確認条件を残します。登録簿、承認済み計画、ウェブサイト、スタッフ説明に矛盾がないか確認します。[2]
来場者への案内に反映する
確定した判断により時刻、入口、アクセシビリティ、チケット利用方法が変わる場合、ウェブ、メール、看板、スタッフ説明を更新する担当者を決めます。推測を事実として発表しないでください。緊急時は会場の承認済み計画と権限に従い、登録簿で避難経路やアナウンスを新たに決めません。[3]
使えない登録簿にしないために
- 「天候」「安全」だけで事象と影響を書かない。
- 未実施の対策を確認済みとして扱う。
- 担当者を部署名だけにする。
- 優先度の色を実施許可とみなす。
- 登録簿、計画、公開ページの内容を食い違わせる。
最終版と意思決定の記録を次回開催にも残し、未完了の行動には引き続き担当者と期限を設定します。
出典と参考資料
- Getting started: planning an eventUK Health and Safety Executive · 確認日
- Assess crowd safety risks and identify hazardsUK Health and Safety Executive · 確認日
- Planning for incidents and emergenciesUK Health and Safety Executive · 確認日
- What is risk management?Association for Project Management · 確認日